見た目が変わる以外に何がある?壁面緑化を取り入れるメリットと注意点


壁面緑化によって期待できる効果

自宅やオフィスの壁をツタや葉で覆う壁面緑化には利用におけるメリットがたくさんあります。その一つがダメージの減少です。建物に使われる素材は紫外線や風にさらされることで徐々に劣化していきます。使用する素材によって若干の違いはありますが、一般的な建物で使用される外壁塗装の寿命は平均20年前後です。1年を通して風が吹く海沿いや紫外線が強い南の地域ではさらに寿命が短くなってしまうケースも少なくありません。壁面緑化で壁を覆うことで、建物のダメージを防いで寿命を延ばせるようになります。

コスト面で得られるメリット

壁面緑化によって得られるメリットは建物の劣化を抑制する効果だけではありません。壁を緑で覆うことによって、夏は外からの日差しを遮って気温を下げる、冬は気温の低下を防いで室内を暖かくする効果が期待できます。これにより、室内で使用するエアコンの使用量を抑えて光熱費を抑えることができるのです。1ヵ月当たりの差額は小さくても、長年の積み重ねによって大きなコストダウンに繋がります。快適な生活と経済的負担の減少という2つのメリットが得られるのは、壁面緑化ならではの魅力の一つです。

利用するに当たって気を付けるポイント

経済コストを始めとした様々なメリットが得られる壁面緑化にも、気を付けなくてはいけないポイントがあります。その一つが虫の発生です。緑は虫にとって居心地の良い場所なので、自然発生することがあります。虫の中でも特に注意すべきが害虫と呼ばれる種類です。大量発生によって葉っぱが食べられて壁面緑化の効果が半減してしまう事例も少なくありません。定期的に虫よけなどの対策を施すことが重要になります。

壁面緑化をすることで、見た目の改善で癒しの効果を得られたり、室内の温度が下がることで省エネ効果が得られたりします。